太陽光発電の「出力抑制」とは?そのリスクと対策について-土地付き分譲太陽光発電 – メガ発

太陽光発電の「出力抑制」とは?そのリスクと対策について

出力抑制

固定価格買取制度が平成27年1月に改正され、出力抑制(制御)のルールがより細かくなっています。ここでは、太陽光発電投資のリスクともなり得る「出力抑制」とはどのようなものなのか、リスクはどのくらいあるのかについて解説していきます。

太陽光発電の出力抑制とは

太陽光発電の出力抑制とは投資家が電力会社と契約して売電している電気を、電力会社が一時受け入れをストップするシステムで、その結果投資家としては売電金額が入ってこないというものです。

太陽光発電の出力抑制が必要な理由

出力抑制が必要な理由を簡単に説明すると、電力の需要と供給のバランスが崩れそうなときには受け入れを一時ストップするということことです。

例えば、春と秋は夏と冬に比べてエアコンを使う機会が減少します。そのため、電力消費量の減少に伴い、電力の需要も減少します。よって、供給部分で需要と供給のバランスを取る必要があり、このバランスが崩れると安定して電力を消費者に届けることが難しくなってしまいます。

このバランスを保つために、太陽光発電で発電した電力を一時的にパワーコンディショナーから電力会社の電力系統に流れないように抑制しなければなりません。

出力抑制には順番がある

出力抑制には他のさまざまな発電力も考慮して、出力抑制の順番が存在します。太陽光発電は風力発電と一緒で、順番的には5番目になるのです。つまり太陽光発電の出力抑制とは単なる電力会社の都合だけではなく、日本のすべての発電力系統システムとの関係性が重要になってくるのです。

具体的には以下のような順番です。

①再生可能エネルギーの出力制御の回避措置
・火力発電設備(化石燃料混焼バイオマスを含む)について、安定供給上必要な限度まで出力制御
・揚水式水力発電設備の揚水運転の実施

②長周期広域周波数調整

③バイオマス専焼発電設備

④地域資源バイオマス発電設備(出力制御が困難な場合を除く)

太陽光発電設備
 風力発電設備

情報元:再生可能エネルギー固定価格買取制度ガイドブック

出力抑制のデメリットとは

太陽光発電の出力抑制のデメリットはなんといっても投資家の収入が減ることでしょう。出力抑制→売電が一時ストップ→売電収入が減るというパターンですね。

しかし、考えてみてください。出力抑制があるということは日本のすべての発電力系統システムが過剰に発電して、1番目から4番目まで出力抑制をおこなっても需要を供給が超えると判断した場合です。

ということは、頻繁に出抑制がかかるということは考えにくいでしょう。もし万が一、出力抑制がかかったとしても一時的なものなので、大きな損失には至らないと考えられています。

そのため、投資として成り立たなくなるといった大きなリスクではないと言えるでしょう。

出力抑制の影響は実際どのくらい?

太陽光発電への投資として出力抑制があれば安定した収益を見込めなくなる、または投資リスクが高まるという不安があります。もちろん出力抑制があれば収入が減ってしまうことはあります。しかしだからと言って投資のリスクが高まるというわけではありません。

実際にあった太陽光発電の出力抑制を参考にしてみましょう。2016年に太陽光発電の出力抑制があったのは九州電力管内の離島電力、種子島と壱岐でした。つまり離島という特殊な事情で太陽光発電の出力抑制があったのです。

しかもいずれも4月の9時から16時という時間帯だったので、1年のうちのたった1日だったというわけです。本件に対して今後、電力の広域的運営推進機関によって細かい検証が必要とされるので、繰り返しになりますが、現在では当たり前に出力抑制をするというわけではありません。

出力抑制への対策案

太陽光発電の出力抑制が強まると出てくる影響が投資家に対する銀行や金融機関からの融資問題です。現金で太陽光発電を購入できる投資家にとっては関係ないですが、融資を受ける場合は出力抑制の問題はマイナスに働いてしまいます。

そのため対策案が重要になってきます。それが「出力抑制保険」です。出力抑制保険は電力会社の出力抑制だけでなく、自然災害もある程度のレベルまで保険でカバーできるので、保険に入ることで銀行や金融機関からの融資が有利に働くこともあります。最近では土地付き分譲型太陽光発電ならセットで販売されるパターンも増えてきました。

現在の出力抑制への見解

太陽光発電の出力抑制というと投資家にとってマイナスイメージしか生まれませんが、ほかの発電力系統システムとの関係性、さらに出力抑制された地域性、日数や時間帯などを考慮して考えていけば、20年の売電期間の間、一度も制御されない可能性も十分にあります。

狙い目の物件もあり

また、出力抑制対象の物件の中には、日照条件は良いのに「抑制対象」というだけで、なかなか人気が出ずに値引きされた物件も販売されています。値引きされているということは、利回りアップを意味しているため、意外と狙い目かも知れません。

保険があるので安心

前述しましたが、土地付き太陽光発電の場合は出力抑制保険がセットになっていることも多く、それほど心配する必要はないでしょう。出力抑制保険に入っていると銀行や金融機関からの融資が下りやすくなることもあります。

太陽光発電のこれまでの動向と、これからの動向を細かくシュミレーションした上で投資に向いているかどうか検討するといいでしょう。

出力抑制のより詳しい内容を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
太陽光発電の出力抑制(出力制御)ルールについて

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