富裕層じゃなくても投資が必要な時代へ!投資が必要な理由とは?

投資は金銭的に余裕のあるお金持ちのやることだと思っていませんか?現在は貯金だけではカバーすることのできない将来の金銭的不安を投資でまかなうという考え方が広がってきています。
ここでは、なぜ一般の方でも投資した方が良いのか、投資による資産形成の必要性について分かりやすく解説しています。貯蓄だけで将来大丈夫か不安を感じている方、働いて稼ぐことに限界を感じている方は投資の必要性について理解を深めてもらいたいと思います。
預金ではお金は増えない、超低金利時代
一昔前であれば定期預金の金利が5~6%ぐらいあったため、銀行などに貯金しているだけで投資と同じくらいの効果があり、資産を増やすことができていました。
現在の金利は高いものでも0.2%ほどで、低いものだと0.1%を切るところも多くあります。0.2%だと100万円を預けても1年間で2000円しか増えません。これでは、資産を増やす目的で銀行に預ける意味はほぼないでしょう。
それでは今後、金利は上がってくるのかと言えば、かなり難しいです。現状の景気の安定性やインフレ率などからすると、金利が上がってくるのは簡単ではないと言えます。なので、金利が上がることを期待して預金することは賢明な判断とは言えないでしょう。
とは言っても、預金することにもメリットはあります。それは、「お金が減らない」ということです。預金しているだけでは、少なくとも損失を出すことはありません。
しかし、資産を増やしたいと思っている人、またそのために勤勉に情報収集などができる人は、投資をお勧めします。銀行に預けていたままでは何の変化もないお金が、正しく投資することによって増えていったり、長期間にわたって安定的にお金を生み出してくれる可能性を秘めています。先行きに不安だらけの昨今、投資の知識を持っており、少しずつでもお金を増やしていける力を持っていることは、大変な強みになります。
給料の上昇に期待できない
ここ数年、じわじわと給料が上昇してきています。しかし、多くの人は、生活水準を大幅に向上させるほどではなく、あくまでも少しずつ上昇しているといった様子です。アベノミクスで株価はぐんぐんと上がっていき、日本経済は劇的回復を見せたといわれることもありますが、サラリーマン一個人の経済事情を見てみると、それほど回復しているとは言えません。大企業ならば事情はまた違うかもしれませんが、中小企業を見てみれば、ほとんど給料が上がっていないようなケースも珍しくありません。
上の図は厚生労働省が公開している毎月勤労統計調査結果で、2010年を100とした、「実質賃金指数」の推移をグラフ化したものです。
ご覧の通り、実質賃金は右肩下がりに推移しており、2015年は過去10年間で過去最低となっています。ちなみに、実質賃金は支払われた賃金で実際にどのくらいの物品を購入できるのかを数値化したものです。
また、日経平均株価が一時は2倍にまで上昇し、株式市場は活況を呈しました。このような著しい回復は、頻繁に起こるものではありません。しかし、そのような劇的な回復にもかかわらず、給料は伸び悩んでいます。このことから、今後も給料の上昇には期待できないといえます。
老後の資金確保
もともとの所得が高い人ならば、それでもあまり問題はないでしょう。投資をせずとも、給料を貯蓄していくことで、老後に備えることもできるかもしれません。しかし、そのような人は全体から見れば少数派です。なおかつ、年金制度の存続も不安な時代です。所得がそれほど高くなく、貯蓄をしていったとしても将来はどうなることかわからないという人のほうが、圧倒的に多いのです。
公益財団法人生命保険文化センターが平成28年に全国の18~69歳の男女を対象に行った調査によると、8割以上の人が老後の生活に不安を書かていることがわかります。また、不安に感じている内容としては、「公的年金だけでは不十分」と答えた人が80%と最多でした。
このように老後の不安は、もはや社会問題と言ってもよい問題に発展しつつあります。医療の発展によって寿命が延びたことで、親の介護にかかる費用はかさんでいきます。雇用が低迷したことによって、就労できない子供の生活を支えなければならないというケースも目立ちます。
科学技術の発展によって、今後仕事を奪われて行く人が多いという論調も、だんだんと色濃くなってきています。このような状況の中で、平均退職年齢は60歳ですから、平均寿命から考えて、その後20年くらいは生活を維持していかなければなりません。老後資金を確保するということが、非常に難しいと言わざるを得ない状況です。
預金していてもほとんど増えることはなく、給料の上昇は期待できず、老後に不安を抱えている人が、老後の不安を解消するためには、投資が役立ちます。多くの知識や情報を必要とする株式投資は不安だと思っている人も不動産投資や太陽光発電投資は堅実な部類であり、継続的に収益をもたらしてくれるものですから、やり方次第で老後の資金確保に大いに役立ちます。
今日から取り組もう
老後の資金確保のため、あるいはより経済的余裕のある人生のために、投資に取り組みましょう。そのためには、すぐにでも情報収集や勉強を始める必要があります。
投資環境は、めまぐるしく変わってきています。ここ数年で見ても、株価や為替は大きなうねりを見せ、不動産バブルが起こっている状況です。あせって資金を投入し、株式を高値で買ってしまったり、よくない物件を購入してしまったりすることで損失を出している人もたくさんいます。
太陽光発電投資においては電力の買取価格(売電価格)は年々下がり続きている状況です。しかし、同時に初期費用も下がっているため、利回りはほとんど変わりません。「買取価格(売電価格)が下がっている」という情報だけで判断するのは非常にもったいないことです。
このように、時代の流れに適応し、投資によって人生を豊かにしていくためには、まず何よりも知識をつけなければなりません。新聞や経済誌などに日常的に目を通し、時代の流れを的確にとらえることは、最適な投資対象を判断する力をつけることにつながります。投資対象を選んだならば、さらにその特定の対象に対して、たくさんの知識を身につけなければなりません。
これが、投資を始めるための第一歩です。めまぐるしい社会の変化に対応し、不安定な時代を生き抜いていくためにも、今日から少しずつ取り組むという姿勢が大切です。