失敗したくない!土地付き太陽光発電の良い物件と業者を選ぶためのポイント
目次
土地付き太陽光発電への投資を始める場合のポイントに良い物件と業者の選び方があります。 太陽光発電は売電期間が20年とスパンの長い投資物件なので、設置・発電スタートしたらそれで終了というわけにはいきません。 長期間いい状態の収益を上げるためにチェックしておきたいポイントを押さえていきましょう。
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良い物件の選び方
まずは土地付き太陽光発電の良い物件を選ぶポイントから見ていきましょう。
物件を自分の目で確かめる
土地付き太陽光発電に投資する場合は自分の自宅や土地と違って遠方にあることも考えられます。そんなときでも実際に自分の五感で確認してみることが重要です。
シミュレーションを確認すればある程度の日照時間、発電量が確認できますが、できれば実際に足を運んで日の出から日没まで確認してみることが必要です。さらに周辺環境、自然環境も自分の感覚で確認してみましょう。
メンテナンス体制は整っているか
次に重要なことがメンテナンス体制です。土地付き太陽光発電はメンテナンスフリーではありません。
例えば鳥が多い地域ではフンや落石の心配がありますし、雑草や草木が生い茂るところに設置されているなら除草・伐採作業がメンテナンス契約の内容に含まれているか確認する必要があります。
また、発電異常にすぐ気づける遠隔監視システムのようなものがついていれば安全でいい物件といえるでしょう。
ただ、メンテンナンスや遠隔監視システムが購入時にない場合も、遠隔監視・メンテンナンス専門の業者もありますので、そこは切り分けて考えるのも良いでしょう。
防犯対策はされているか
屋外にある土地付き太陽光発電システムですから、イタズラや盗難にも気をつけなければなりません。特に人目につきにくい場所に設置している場合は狙われる可能性も高くなるため注意が必要です。
太陽光パネルをキレイに切り取って横流し(販売する)というケースや、銅製の送電ケーブルが盗まれる事件が発生しています。
もちろん販売会社も策を練っているので、発電所の周りに入りにくいフェンスを設置したり、防犯用のカメラや赤外線装置を設置している発電所もあります。 盗難保険や補償など実際にどのような対策がされているのか十分に確認しておく必要があります。
日照時間を確認する
太陽光発電は日照条件によって売電収入が左右します。
特に土地付き太陽光発電所がどこの方角を向いているかによって日照時間は変わってくるので、NEDOの日射量データベースや気象庁のデータなどと照らし合わせながら比べていくことが大事です。
できれば実際の日射量を用いて比較したいところですが、それだけの時間と費用をかけるのは現実的ではありません。ですので程度のデータが揃えば実質的なパーセンテージを当てはめるといいでしょう。
また、販売施工会社の近隣での実績がある場合、その発電所の発電データを提供してもらうよう掛け合ってみるのも良いでしょう。
気象庁のホームページでは47都道府県の日照時間のデータが公開されていますので、参考にすることができます。
保険や保証はあるか
地域にもよりますが、20年の長い歳月の投資ですから、地震や台風などの自然災害も心配されます。そんな時に設備に対する補償や災害保険というのが重要になってきます。
特に土地付き太陽光発電は郊外に設置されてるケースが多いので、周りに倒木の恐れのある木や、倒壊の恐れのある家屋がないとも限りません。自然災害保険や太陽光システムの機器保証、売電収入を補償してくれるのかどうかを契約の前に確認しましょう。
実質利回りを計算する
太陽光発電投資の場合、表面利回りは9~12%前後のものほとんどです。他の投資と比べても高い利回りと言えますが、あくまでも表面利回りですので、収益を正確に把握するためには実質利回りを計算しなければなりません。
実質利回りを計算するには20年間にかかる諸経費も計算に入れる必要があります。主な諸経費は以下のようなものです。
- 設備等にかかる初期費用
- メンテナンス費用
- 土地代(賃貸の場合は賃料)
- 土地の固定資産税(土地も購入した場合)
- 災害保険等の保険料
- ローン金利(融資を受けた場合)
メガ発ではシュミレーションツールをご用意していますので、実質利回りを計算したい方はこちらを利用して頂くのが良いかと思います。
太陽光発電投資・売電収入・コスト・減価償却シミュレーション
良い業者の選び方
土地付き太陽光発電所を購入する場合、太陽光パネルのkw数や売電金額・シミュレーションなどを考えることで利回りは計算ができますが、長い投資物件ですので悪徳業者に引っかからないよう、「良い業者を選ぶ」という点も重要になってきます。
施工実績の数はどうなのか?
土地付き太陽光発電に投資するなら施工実績の数を重視しましょう。実績イコール技術力というパターンは必ずしも言い切ることはできませんが、多くの数を設置している業者なら施工不良などの失敗リスクの低さや突然のトラブルへの対応などがスムーズだと考えられるからです。担当者、または営業マンに聞いてみることもいいでしょう。
パネルメーカーは複数扱っているか
太陽光パネルのメーカーを確認してみましょう。できれば複数のメーカーを取り扱っていて、太陽光パネルを土地付き太陽光発電の顧客ごとに変えられるくらいの業者ならよりいいでしょう。設置場所や設置区画によって選べて、さらに見積もりもいろいろなパターンで算出できるなら安心感が違います。
業者はデメリットも把握しているか
どの投資案件にも言えることですが、メリットだけでなくキチンとしたデメリットも話す業者を選びましょう。 土地付き太陽光発電は魅力的な投資案件と言えますが、環境や設備によって必ずしも予定通りの売電額を見込めるとは限りません。 万が一の時のデメリットも考えながら販売してくれる業者なら信頼性がアップするというわけです。
トラブル時の対応はどうか
土地付き太陽光発電は売電期間20年という長期の投資であり、買取期間終了後も事業を継続することを想定するとその期間は30年におよびます。 そのため設置して終了という業者よりも設置後のサポート体制、すなわちお付き合いといったものが必要になってきます。 トラブルがあったときに親身に対応してくれるのか、さらにすぐに駆けつけてくれるのかという機動力も必要になってくるでしょう。 契約前には必ず聞いておきたいポイントになります。